ニンフェンブルク宮殿

建設当時は神聖ローマ帝国に属していたバイエルン選帝侯領でしたが、1806年に神聖ローマ帝国が解体され、バイエルン王国となります。

ニンフェンブルク宮殿の構成

ニンフェンブルク宮殿は、中央宮殿と東西に広がる翼廊、さらに広大な庭園と複数の離宮で構成されています。

ちなみに「ニンフェンブルク」は「ニンフ(妖精)の城」の意味です。

中央宮殿 [Hauptschloss]


バロック様式の3階建ての建物で、大広間(Steinerner Saal)や王族の居室があります。

18世紀の改築では、ロココ装飾が追加され、内部には豪華なフレスコ画や金箔の装飾が見られます。

石の広間 [Steinerner Saal]



宮殿の中心部にある大広間で、天井画(フレスコ画)や豪華なシャンデリアが特徴的。

王族の私室


バイエルン王ルートヴィヒ2世の母・マリー王妃の寝室、ルートヴィヒ二世生誕の部屋などが保存されている。

美人画ギャラリー [Schönheitengalerie]

ルートヴィヒ1世が集めた36枚の「美しき女性たち」の肖像画が展示されている。

宮殿庭園



フランス式庭園(幾何学的な配置)

宮殿正面には対称的に整備された庭園が広がる。

イギリス式庭園(自然風景式庭園)

庭園奥には自然風の池や小川が流れる。

東西の翼廊 [Seitentrakte]

18世紀に拡張され、東翼には貴族の住居や宮廷劇場があり、西翼には厩舎や博物館(現在は馬車博物館)が配置されています。

離宮 [Parkburgen]

宮殿庭園内には、
  • アマリエンブルク(狩猟用の館)
  • バーデンブルク(浴場付きの館)
  • パゴデンブルク(パコダの館)
  • マグダレーネンクラウゼ(隠遁所)
などの小さな館が点在しています。

アマリエンブルク

当時、狩猟用の別邸的な存在であったが、豪華な内部の仕上がりとなっており、そのような用途の邸宅や城をJagdschloss(ヤークトシュロス)「狩猟の城」と言われています。

メインの宮殿はバロック様式ですが、こちらはロココ様式になっています。

バーデンブルク

バロック様式の建物。

大広間とタイル張りの大きな風呂がある。中国の壁紙で装飾された部屋があり、「水浴宮」とも呼ばれている。

パゴダの小城(王室の喫茶館)

パゴデンブルク(パゴダの小城)は、休憩所として建てられた建築物です。

マグダレーネンクラウゼ

廃墟を模した建物で、隠居所または瞑想所。

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