
| 現様式着工年 - 完成年 | 1661年 - 1682年 |
| 現在の国名 | フランス |
| 着工当時の国名 | フランス王国 |
| 建築分類 | 宮殿 |
「鏡の間」を含む華やかな内装と、庭園と一体化した壮大な設計。バロック様式と、フランス古典様式。
宮殿のファサードは約400メートル。
左右対称の構成。
西側は庭園に面している。

構造図(wikipediaより)
右の赤い部分が宮殿。

こちらのリンク
にかなり詳しい資料があるのでリンクしておく。
ヴェルサイユ宮殿正面入口(東側)
アルム広場

Place d’Armes(プラース ダルム)。
Wikipedia
意味は「武器の広場」で、「パレード広場」などと訳される。
外側の門の更に外側で、一番前面に位置する。
まさに兵士が城を護衛するような場所。
「Place d’Armes」という名前は、ベルサイユ宮殿以外でもよく存在します。
宮殿の正門前の広大な広場で、宮殿の正面入口に続きます。
地面は明るい色の石畳になっています。
遠くに金色の門が見えます。
ルイ14世の騎馬像

Wikipedia

名誉の格子門

Wikipedia
アルム広場の宮殿側には、名誉の格子門があります。

ヴェルサイユ宮殿には門が二つありますが、一つ目のこの門は黒色が多めです。

門の両側には、彫刻が配置されています。

帝国との勝利

スペインとの勝利

名誉の中庭

Wikipedia
名誉の格子門を入ると、名誉の中庭「Cour d’Honneur(クールドヌール)」となります。
両側に大臣の建物があることで、Cour des Ministres「大臣の中庭」とも言われます。
参考リンク
大臣の翼

Wikipedia
Ailes des Ministres(エイル・デ・ミニストル)。
王の格子門

名誉の中庭の宮殿側には、王の格子門「Grille royale(グリルロワイヤル)」があります。
Wikipedia
門全体に金箔が使用され、アカンサスやスクロールなど、バロック風に細かい装飾が施されています。

中央に王冠とフルール・ド・リス(百合の紋章)などがあります。

ルイ14世は太陽のモチーフを好み、のちに太陽王と呼ばれました。

上記のWikipediaリンクに、両側の彫刻は
- La Paix
- L’Abondance
参考サイト
平和の像

La Paix(ラペ)。
正面から向かって右側です。
豊穣の像

L’Abondance。
正面から向かって左側です。
王の中庭

Wikipedia
王の格子門を入ると、王の中庭「Cour royale(クールロワイヤル)」となります。

王の中庭の両側には、
- ガブリエルの翼
- デュフール・パビリオン
ヨーロッパの城や宮殿など建築物では、棟のような一連の建物ことを翼と呼ばれることがあります。
ガブリエルの翼

Wikipedia
王の中庭の右側(北側)には、ガブリエルの翼があります。
その右隣の建物は、王室礼拝堂です。
デュフール・パビリオン

Wikipedia
デュフールとは、建築家の名前です。

デュフール・パビリオンの左側には、南翼が続きます。
大理石の中庭

Cour de Marbre(クールドゥマルブル)。
王の中庭から少し段差を上がると、大理石の中庭となります。
ヴェルサイユ宮殿の中心にある特徴的なエリアで、模様として大理石が敷かれています。
ヴェルサイユ宮殿の宮殿本体の構成

これはヴェルサイユ宮殿の2階の部屋構造と部屋割りです。
ヴェルサイユ宮殿の構成は、特に王が変わると、構成や配置、更に部屋割りが変わったりした部分もあるので、それは先に述べておく。
以下は、ある一時期の配置と名前。
庭側(上)から。(方角としては北西寄りの西に近い)
庭園沿いの部屋(一番西側)
ヴェルサイユ宮殿は2階がメイン(Premier étage)なので、2階から解説する。鏡の間
一番上の真ん中の部屋は、有名な鏡の間(Galerie des Glaces)です。公式サイトWikipedia


(高解像度)
長さ73m、357枚の鏡を使った豪華な大広間。
ルイ14世の権力の象徴として建設。
天井画は、シャルル・ル・ブラン。
戦争の間
鏡の間の右側は、戦争の間(Salon de la Guerre)です。Wikipedia

天井。

平和の間
鏡の間の左側は、平和の間(Salon de la Paix)です。Wikipedia

天井。

王の大アパルトマン(濃紫色部分の部屋)

Grand appartement du roi。
公式サイトWikipedia
濃い紫を上から順に。
アポロンの間(王の寝室)
Salon d'Apollon ou Chambre du Trône。Wikipedia
メルキュールの間(儀式の間)
Salon de Mercure ou Chambre du Parade。Wikipedia

(高解像度)

天井。

マルスの間(衛兵の間)
Salon de Mars ou des Concerts。Wikipedia
ディアーヌの間
Salon de Diane ou est le buste de Louis XIV par le Cavalier Bernin。カヴァリエ・ベルニーニ作のルイ14世の胸像があるディアーヌの間。
Wikipedia
ヴィーナスの間
キンキナトゥス像が置かれているヴィーナスの間(Salle de Vénus où est la statue de Quinctius Cincinnatus)。Wikipedia



豊穣の小広間
Petit Sallon de l'Abondance。ナポレオンがヴェルサイユを一時的に使用した際に作られた。
壁にはナポレオンの戴冠式を描いた巨大な絵画が飾られている。
Wikipedia

ヘラクレスの間
Salon d'Hercules。
Wikipedia


王のアパルトマン(紫色部分の部屋)

Appartement du roi。
公式サイトWikipedia
左下から
前室
Vestibule。王の警備室
Salle des gardes de Roy。第一控え室
Première Antichambre。
王の第二控え室
Grande Antichambre du Roy。牛の目の部屋とも。
儀式用寝室
Chambre de Parade。
閣議の間
Chambre du Conseil。
Wikipedia
この部屋に、特徴的なバロック装飾であるボワズリーがある。

カツラの仮装用具の小部屋
Cabinet de Termes ou des Perruques。紫色ではなく、右隣にある白色の部屋で、時代によっては統合される。
王の小アパルトマン(薄紫色部分の部屋)

Petit appartement du roi。
公式サイトWikipedia
左上から。
王のベッドルーム
Chambre à coucher de Roy。会議室
Cabinet à Conseil。食堂
Salle à manger。
控え室
Antichambre。書斎
Cabinet。楕円形の部屋
salon oval ou cabinet。部屋
Salon。小ギャラリー
Petite Gallerie部屋
Salon。メダル展示室
Cabinet des Médailles。王妃のアパルトマン(黄色部分の部屋)

Grand appartement de la reine。
公式サイトWikipedia
ReineがReyneと表記されているが、これはアングロノルマン系などの古フランス語。
上から。
王妃のベッドルーム
Chambre à coucher de Reine。
マリー・アントワネットを含む歴代の王妃が使用。
装飾はフランソワ・ブーシェとの情報もあるが定かではない。
大書斎
Grand Cabinet。控え室
Antichambre。Wikipedia

王妃の衛兵室
Salle de Garde de la Reine。Wikipedia

王妃の小アパルトマン(赤色部分の部屋)

Petit appartement de la reine。
公式サイト
ここには浴室しか記載されていないが、小さな部屋が並んでいる。
Wikipedia
に間取りと部屋名が記載されている。
金色の書斎

午睡の間(メリディエンヌの間)
「6 : oratoire」の部屋が、のちに午睡の間(メリディエンヌの間)に改装されたと見られる。参考サイト
ビリヤードキャビネット

おそらく「9 : grand cabinet intérieur」の部屋。
風呂
Bains。浴室
Salle de Bains。違いはわからなかった。
その他(白色の部分の部屋)
衛兵の大広間(戴冠の間)
Grande Salle des Gardes。19世紀以降、現在は戴冠の間(Salle du Sacre)と思われる。

大使の階段
Escalier des Ambassadeurs。Wikipedia

王妃の階段
Escalier de la Reine。
南翼(王子たちの翼)
Aile du Midi。
Wikipedia
戦闘の回廊

柱と彫刻。

奥の天井。

(やや高解像度)
王子の階段
Escalier des Princes。

天井。

北翼
Aile du Nord。Wikipedia
王室礼拝堂
公式サイトWikipedia王室礼拝堂は、ヘラクレスの間の右隣に位置する。

天井のフレスコ画は三位一体が主題となっています。


オペラ劇場
公式サイト像ギャラリー(1階)

十字軍の間(1階)
公式サイト3階の部屋
ポンパドゥール夫人のアパルトマン
公式サイトWikipedia- アポロンの間(王の寝室)
- メルキュールの間(儀式の間)
- マルスの間(衛兵の間)
バリー伯爵夫人のアパルトマン
公式サイト1階の部屋
皇太子と皇太子妃のアパルトマン
公式サイト皇太子と皇太子妃のアパルトマンは、南翼。
王太子の寝室

後の王として期待されるため両親の絵が飾られているのだろうか。
王太子妃の大部屋

王太子の図書室

ルイ15世の娘たちのアパルトマン
公式サイトルイ15世の娘たちのアパルトマンは、北翼。
ヴィクトワール夫人の寝室

アデライド王女の寝室

下層ギャラリー(鏡の間の下)

ヴェルサイユ宮殿の庭園やその他の建物
庭園についてのWikipedia(フランス語)フランス式庭園(バロック式庭園)

右下が宮殿、左上がグランカナル(大運河)。その間がフランス式庭園です。

ヴェルサイユ宮殿の裏手すぐに広がる庭園の様式はバロック式庭園(フランス式庭園)で、特徴は幾何学的なデザイン(シンメトリー) なところです。
広大な池や噴水があり、ラトナの泉やアポロンの泉などが有名です。
写真に見えるのは、ラトナの泉で、奥に見えるのがグランカナル(大運河)です。
長大な並木道と植栽があり、オランジュリー庭園という果樹園もあります。

ヴェルサイユ宮庭園は、「フランス式庭園」の典型とされ、後の宮廷庭園に大きな影響を与えました。

花が咲く時期は綺麗ですね。
パルテール

水のパルテール(Parterre d'Eau)
まず、宮殿の裏手に出ると、水のパルテールがあります。パルテールとは、模様を描いた低木や花壇を意味する場合が多いですが、ここでは水のパルテールと表現されています。
北側の水盤(Bassin du Nord)

写真の水盤です。
南側の水盤(Bassin du Midi)

南側の水盤です。
太陽が南にある方向から、フランス語でMidi(正午)とされているのでしょう。
北パルテール

水のパルテールの北側。
南パルテール
水のパルテールの南側。
南パルテール(Parterre du Midi)からオランジュリー方面を望む。

泉
ラトナの泉

宮殿の庭園の中央に位置する代表的な泉で、ギリシャ神話に登場するラトナの銅像がある。
ラトナというのはギリシャ神話の女神レトのことで、ローマ神話ではラトナと呼ばれている。
ラトナ(レト)はアポロンとアルテミスの母です。
ラトナとその子供アポロン、アルテミスが登場しています。
アポロンの泉

太陽神アポロンの銅像がある噴水です。

ラトナの泉から大運河方面にまっすぐ歩いたところにあります。
ドラゴンの泉

ラトナの泉から右側に行ったところにある噴水です。
ギリシャ神話のドラゴン(大蛇ピュトン)を描いたもので、高く噴き上がる水が特徴です。
鏡の池

オランジュリーから西に歩いて王妃のボスケを抜けたところにあります。
Bassin du Miroir
ボスケ
ボスとは「木立」を意味し、庭園などでは、その木立囲まれた一定の区間を意味します。英語の「Grove」に当たる。
凱旋門のボスケ
一番北東のボスケ。Bosquet d'Arc de Triomphe
三つの噴水のボスケ
凱旋門のボスケの西側。Bosquet des Trois-Fontaines
水の劇場のボスケ
三つの噴水のボスケの西側。Bosquet du Théâtre d'Eau
星のボスケ
水の劇場のボスケの西側。Bosquet de l'Etoile
オベリスクのボスケ
星のボスケの西側。Bosquet de l'Obélisque
アポロン浴場のボスケ
北パルテールの西側。
Bosquet des Bains d'Apollon
王太子のボスケ

アポロン浴場のボスケの西側。
Bosquet du Dauphin
ドームのボスケ
王太子のボスケの西側。
Bosquet des Dômes
エンケラドス(ギリシャ神話)のボスケ

ドームのボスケの西側。
Bosquet de l'Encelade
ロカイユ(貝殻)のボスケ
南パルテールの西側。Bosquet des Rocailles
ジランドールのボスケ
ロカイユのボスケの西側。噴水の形が、枝分かれした豪華な燭台(ジランドール)に似ていたことからその名が付いたと思われます。

Bosquet de la Girandole
王妃のボスケ
オランジュリーの西側。Bosquet de la Reine
オランジュリー庭園

オランジュリー庭園は、水のパルテールから左に歩いたところにあります。

高台に囲まれていて、その階段です。

ルイ14世の命令で、果樹や熱帯植物を栽培するために作られました。

特にオレンジの木が多く植えられており、この庭園はその名の由来にもなっています。

奥に見えるのがスイス池です。
スイス池の手前には車道があります。
グラン・カナル
フランス式庭園の奥には、グランカナル(大運河)が広がります。
遠方に見える建物は、おそらくグラントリアノンです。
十字型になっています。

大トリアノン宮殿(グラントリアノン)

公式サイトWikipedia

平面図。

ペリスタイルのある古典様式。

コテルギャラリー

画家ジャン・コテルの絵画が飾られている。
廊下

おそらく一番右上のアパルトマンの廊下。
皇后寝室


鏡の部屋

音楽の部屋(ビリヤードの部屋)

マラカイト(孔雀石)の間


ルイ・フィリップの家族の間

ベルギー王妃の部屋

回廊

王の庭園(大トリアノン前)

Jardin du Roi
こちらは整形式庭園となっている。

小さいが一応フランス式庭園になるのか?(公式には記載無し)

ここを抜けると「平らな池(Le Plat Pond)」がある。
Le Plat Pond
大トリアノン庭園
フランス式庭園(大 - 小トリアノン間)

大トリアノン宮殿と小トリアノンの間にもフランス式庭園があります。
こちらは公式にフランス式庭園とある。
小トリアノン宮殿(プチトリアノン)

公式サイトWikipedia
王妃の劇場

王妃の寝室

女王のブドワール(私室)

応接室

イギリス風景式庭園(小トリアノンの庭園)
プチトリアノン方面に広がるのは、自然な風景を基調とするイギリス式庭園です。ベルヴェデール

ベルヴェデールは、イタリア語で「美しい(bel)」と「見る(vedere)」が語源で、展望や望楼などの意味があります。
別名「Salon de Musique (音楽のサロン)」と呼ばれています。
ル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ

マリー・アントワネットのためにヴェルサイユ宮殿の一角プチ・トリアノンの庭に建てられた村。

マルボローの塔

ル・アモー・ドゥ・ラ・レーヌ内にある塔。
愛の神殿

真ん中に彫刻がある、愛の神殿と呼ばれるガゼボです。
